デンタルコラム

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた対策について

マスクとウイルス

おくだ歯科医院の奥田裕太です。

当院では新型コロナウイルス(COVID-19)に対しての感染防止に対して日本臨床歯周病学会所属歯科医院における新型コロナウイルス感染症対応ガイドに則って対策を行なっています。

目次
  1. 患者様にお願いです
  2. 当院スタッフの予防策として
  3. 診療室での予防策として
    1. 飛沫感染予防と接触感染予防の徹底
    2. 手指消毒と問診、電話確認
    3. 院内の消毒
    4. 待合室の意識的換気
  4. 医療崩壊を起こさないために

患者様にお願いです

体調の悪い女性

以下は日本臨床歯周病学会の感染症対応ガイドからの抜粋です。

下記のいずれかに該当している場合は新型コロナウイルスに感染している疑いがあります。

1.風邪の症状や37.5度以上の熱が4日以上続く
2.強い倦怠感や息苦しさがある
3.下記の項目に該当して、風邪の症状や37.5度以上の熱、強い倦怠感や息苦しさがあるが2日以上続く

当院は医療施設になりますので体調のすぐれない患者様が来院された場合は必要に応じて非接触型体温計で検温を行い、状況によってはより厳重な防護策を講じて治療にあたる必要があります。

3月11日の厚労省通達により「患者が発熱や上気道症状を有しているということのみを理由に、当該患者の診療を拒否することは、応招義務を定めた医師法第19条第1項及び歯科医師法第19条第1項における診療を拒否する『正当な事由』に該当しないため、診療が困難である場合は、少なくとも帰国者・接触者外来や新型コロナウイルス感染症患者を診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨すること。」となっています。

つまり発熱がある患者様の治療を拒否は出来ないと言う通達が出ています。

もしかしたら歯科医師法には触れなくても営業法(営業妨害)などで拒否することは出来るかもしれませんがそんなことはするつもりはありませんが、体調が優れない37度以上の発熱がある場合はまずコロナ接触者相談センターにご相談の上来院下さい。

当院スタッフの予防策として

安心安全な治療へのこだわり
  • 個人的予防策として外出後の手洗いの徹底とアルコール消毒。
  • マスク(BFE95%以上のマスク)の着用する。
  • 施術者自身の免疫力を上げるため、質の良い睡眠をとり自律神経の乱れを最小限にして免疫力をアップさせておく。バランスの良い食事を摂る。
  • 同じく施術者自身の免疫力を上げるため、集団感染の可能性のある学会や勉強会への参加の禁止。

診療室での予防策として

診療室

飛沫感染予防と接触感染予防の徹底

エアタービン、エンジン、口腔内バキュームなどの使用でエアロゾルが発生しやすい状況ですので、歯科医療スタッフはマスク、ゴーグル、手袋の装着を徹底しています

また、以前から行っているものもありますが、受付などの治療に参加しないスタッフに関してもマスクの着用、アシスタントスタッフに対する防護ゴーグル、診療中の口腔外のバキュームにより(エアロゾル)口腔内、口腔外での吸引、手術用のエアロサービス(医療用空気清浄機市販の物の7〜10倍空気洗浄能力)三台設置、受付と通路に空気清浄機の設置と、最大限の対策をしています。

診療で使用した機材はオートクレープ、ガス滅菌または消毒用エタノール、AP水での滅菌、消毒を行い出来る限りディスポーザブル(使い捨ての物を使用)しています。

手指消毒と問診、電話確認

外来患者様への対応として外来患者様には入室時の手指消毒はもちろんのこと、これまで以上の問診と前日の電話確認を行なっています。

院内の消毒

待合室のドアノブや電気のスイッチ、トイレ周囲、受付周囲などで人が頻繁に触れそうなところをアポイントごとに(1時間おきに)消毒を行っています。

待合室の意識的換気

換気北海道の感染報告から空気の停滞するところで感染の危険性が特に高いので、アポイントごとに院内、待合室の意識的換気を行なっています。

花粉症の患者様は事前にお伝え下さい。

医療崩壊を起こさないために

医療機関の中でも歯医者での治療は、患者の口腔内を非常に近い距離で直接覗き込むという意味では、感染リスクの高い医療職種であると言えます。

しかし、医療施設ですので、痛みがある、日常生活に問題がある患者様を放置することは出来ませんし、それは歯科医師法にも明記されています。

私たち医療従事者は患者様が日常生活生活を痛みなどのストレスなくおくれるようにでき、かつ感染が起こらないよう精一杯の努力を惜しみません。

とはいえ、万が一当院のスタッフに感染が起こった場合は休診を余儀なくされてしまいます。

それが全国で多発した場合は歯科医療が崩壊してしまいます。

緊急事態宣言が発令後も当院では患者様がいらっしゃる限りは診療を行います。

その為には感染予防を私たちだけではなく患者様の協力も必要です。

  1. 前述したような発熱がある、体調がすぐれない場合は、予約のキャンセルをお願いします。
  2. 来院の際にはマスクを着用し、ビルの一階にてアルコール消毒を行なってからエレベーターにお乗り下さい。
  3. 7階についた際に再度アルコール消毒、もしくはお手洗いにて手指洗浄を行なってから、当院の中に入って下さい。
  4. 診察券の取り出し、保険証の取り出しは消毒後でお願いします。
  5. 待合の雑誌や書籍は撤去しておりますので、必要な患者様は本の持参をお願いします。
  6. 診療室は患者様ごとに消毒を行なっています。若干湿りを感じる場合がありますのでその際にはスタッフにお伝えください。
  7. 診療中に使用するブランケットも感染予防のために撤去しておりますので、スカートなどの患者様はご自身で上着や、ブランケットの持参をお願いします。
  8. 診療前にはうがいをお願いしていますのでご協力お願いします。
  9. 治療内容の説明や主訴の問診の際にもマスクを着用しますので声が聞きにくい場合はお声掛けを下さい。

医療崩壊を起こさないためにも、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

院長 奥田

私たちは患者様に対して治療を継続できるようスタッフ一丸となって頑張ります。これを継続するには患者様の協力が必要です。一緒にこの危機を乗り切りましょう

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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