デンタルコラム

歯ぎしり・食いしばりについて

歯ぎしりと食いしばり対策のマウスピース

「歯ぎしり」「くいしばり」は、夜間で8〜16%、日中で96%の人がしているという報告があるほど、誰でもしているものです。

しかし歯ぎしりや強いくいしばりが毎晩のように続くと、単に眠りの妨げになるばかりでなく、確実に歯や顎の関節などの破壊につながります。

ここでは歯ぎしり・食いしばりが引き起こす障害とその原因、歯科医院でできる対処法について解説します。

目次
  1. 歯ぎしり・食いしばりによって起きる障害
  2. 歯ぎしり・食いしばりの原因
    1. 心因性・ストレス性によるもの
    2. 習慣性によるもの
    3. 内因性、咬合性によるもの
    4. そのほか小児期にみられるもの
  3. 歯ぎしり・食いしばりへの対策

歯ぎしり・食いしばりによって起きる障害

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歯ぎしり・食いしばりに水平に削れてしまった歯

歯ぎしり・食いしばりを日常的にしていると、主に以下のような障害が引き起こされます。

障害が起きる部位具体的な症状
歯の磨耗、歯の破折、歯がしみる、噛むと痛いなど
歯周組織歯肉炎、歯周疾患(歯周炎=歯槽膿漏)
顎関節顎関節痛、開口障害、カックン音など
全身顔面痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、腰痛など
その他舌痛症(舌に痛みが出る病気)、むちうち症状、倦怠感など

歯ぎしり・食いしばりの際の噛む力は、自分の体重の2倍〜5倍と言われています。

つまり女性でも100kg以上の力が毎日歯や顎にかかるのです。歯や顎が悪くなるのは当然と言えます。

歯ぎしり・食いしばりの原因

憂鬱な女性

歯ぎしり、食いしばりの原因とされているのは、大きく以下の4つです。

心因性・ストレス性によるもの

圧倒的大多数がこのタイプ。憂鬱や不安など、心理的なストレスがあり、歯ぎしり、くいしばりをすることによってそのストレスを発散させていると考えられます。

習慣性によるもの

スポーツ選手など、瞬発的に力を出すような職業に就いている人の場合、食いしばる習慣が身についてしまっていることがあります。全体で見ると、非常に珍しいケースです。

内因性、咬合性によるもの

咬み合わせの異常や顎の変位、金属製の詰め物があっていないなどが原因で起きる歯ぎしり・食いしばり。これもごく少数派です。

そのほか小児期にみられるもの

永久歯と乳歯の入れ替え時期におこる不快感などが原因で、歯ぎしり・食いしばりをするケースです。

しかし実は歯ぎしり・食いしばりのはっきりとした原因はまだ解明されていません。

そのため対策としては「歯ぎしり・食いしばりをなくす」ではなく「歯ぎしり・食いしばりによる悪影響を防ぐ」が基本になります。

歯ぎしり・食いしばりへの対策

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歯ぎしり・食いしばりに効果的な対策は、上の写真のような「ナイトガード(夜間に入れるマウスピース)」です。

これを装着して眠ることで、顎や歯に加わる負担を軽減や、歯ぎしりの不快な音を防止することができます。

「なんだか寝づらそう」と思うかもしれません。しかし慣れれば大丈夫。実際、おくだ歯科医院も必要な患者様にはナイトガードの作成をご提案していますが、皆様「慣れてしまえば気にならない」とおっしゃっています。

院長 奥田

もし前述したような障害が出ていたり、友人や家族に歯ぎしり・食いしばりをしていると言われたりしているのなら、一度歯科医院へ受診することをおすすめします。

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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