デンタルコラム

「後悔させない歯科治療」に必要不可欠な歯科用マイクロスコープについて

歯科用マイクロスコープ

当院では、脳外科医などが使用している顕微鏡と同じクラスのマイクロスコープ(歯科手術用実体顕微鏡)を採用しており、お口の中を5〜20倍に拡大して確認しながら治療を行なっています。

マイクロスコープを使っている歯医者は、日本ではまだ少ないのが現状です。

しかし当院のコンセプトである「患者様を後悔させない歯科治療」「丁寧な説明による患者様に寄り添う歯医者であること」を実現するためには、マイクロスコープによる治療が不可欠だと考え、導入しています。

なぜマイクロスコープを導入すると、患者様を「後悔させない歯科治療」「丁寧な説明による患者様に寄り添う歯医者であること」が実現できるのか?それには大きく2つの理由があります。

目次
  1. 人間の目では見えないものが見えるから
  2. 患者様と「歯医者が見ているもの」を共有できるから
  3. まとめ

人間の目では見えないものが見えるから

一つは「人間の目では見えないものが見えるから」です。

当院では、虫歯などの治療のために歯を削ったり、詰め物の着脱などをしたりする補綴(ほてつ)治療や歯の根っこの治療、インプラント治療などの手術のときにマイクロスコープを活用しています。

どれも歯科治療には違いないのですが、実は歯医者が「見たい景色」というのは治療ごと、場合によっては治療の中でも変わります。

例えば手術をする時と、根っこの治療をする時とでは、理想的な視野の範囲も明るさも違います。

また歯を削る治療の中でも、歯全体を見て削る方向やバランスを調整する時に理想的な視野と、歯と被せ物の境目を確認したり、修正したりする時の理想的な視野にも違いがあります。

こうした歯医者の理想を叶えてくれるのが、マイクロスコープなのです。

当院が導入しているマイクロスコープは、倍率を状況に応じて5〜20倍の間で微調整できますし、集光力の高いものを採用しているため、非常に明るい視野で作業をすることできます。

だからこそ、状況に応じた最善の治療を提供できるのです。

患者様と「歯医者が見ているもの」を共有できるから

もう一つの理由は「患者様と『歯医者が見ているもの』を共有できるから」です。

普通の患者様は、レントゲン写真を見せられて「ここが虫歯になっています」と説明を受けても、すんなり理解することはできません。

でも、もし実際の口の中を拡大して見ることができれば、目で見るだけで直感的に理解できます。

マイクロスコープはこの「もし」を実現してくれる機器でもあります。

というのも当院が導入しているマイクロスコープにはカメラが搭載されており、歯医者がマイクロスコープを通じて見ているものを写真や動画で撮影し、ディスプレイに表示できるからです。

同じものを見て病状を説明するので、私たち歯医者も説明がしやすいうえ、患者様が理解しやすい説明もできるのです。

まとめ

人間の目に見えないものが見え、かつ患者様と「歯医者が見ているもの」を共有できる。

だからマイクロスコープを使用した治療は、「患者様を後悔させない歯科治療」「丁寧な説明による患者様に寄り添う歯医者であること」という2つのコンセプトには不可欠なのです。

加えて当院では、マイクロスコープで撮影した写真や動画を院内のスタッフと共有することで、教育にも活用しています。

こうしたチームとしてのスキルアップも、患者様により良い治療を提供するためには欠かせないことだと考えています。

以上の理由から、当院はマイクロスコープを導入し、積極的に治療への活用を行なっています。

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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