世間では新型コロナウイルスのニュースばかりの状況ですが、2020年2月15日・16日は東京で開催された「歯科臨床研鑽会 総会 2020」という学会に、当院の歯科衛生士である太田とともに参加してきました。
もちろん新幹線や飛行機ではマスクを着用、こまめな手洗いと部屋での加湿器など予防には細心の注意を払っての参加です。
歯科臨床研鑽会で発表
歯科臨床研鑽会は、歯科用のマイクロスコープ(顕微鏡)治療やダイレクトボンディング(樹脂詰)の治療をメインに、その名の通り研鑽を積んでいる勉強会です。
私と太田はこの勉強会の先生にご指名をいただいて、15日のプレイベントで「デジタルデンティストリーとDHと私」というテーマで一緒に発表をしてきました。
デジタルデンティストリーとはコンピューターやデジタル技術を使った歯科治療のこと、DHとは歯科衛生士のことです。
発表ではデジタルデンティストリーを導入する際に太田が苦労した点を中心に、著名な先生方の前でお話しさせていただきました。
歯科医療におけるIT技術の恩恵
昨今IT技術の発展は目覚ましいものがあります。手紙からメールへ、固定電話が携帯電話に、さらにはスマートフォンへと進化しましたし、写真はデジタルが当たり前になっています。
この状況は歯科業界も同様です。レントゲンがフィルムからデジタルになり、さらにはコンピューター上で、3D画像を使って立体的に骨の状況を確認できるデンタルCTも開発されました。
被せ物の型取りも印象材(粘土のようなもの)を入れ、それをスキャナーで処理するだけで行えるようになりましたし、矯正や歯科治療の術前、術後にコンピューター上でシュミレーションできるので、患者さんによりわかりやすくご説明できるようにもなりました。
当院でも2年前にデジタルシステムを導入しましたが、私自身のストレスも減り、患者さんにも治療計画を目で見てわかる形で説明ができます。
歯医者にとっても、患者様にとってもメリットの大きい、素晴らしい技術だと思います。
まとめ
今回の勉強会での発表は、こうした話を日本の歯科治療のパイオニアである先生方に向けてお話しするという、光栄であると同時に緊張する場でした。
ともあれ、最後にはお褒めのお言葉いただけたので、衛生士の太田共々、頑張って本当に良かったです。