デンタルコラム

2019年11月のデンタルニュースは入れ歯についてです。


こんにちは、歯科医師の宮永です。

 

おくだ歯科では入れ歯を使われている患者さんをたくさん担当しています。診察の際に入れ歯を上手に使う方法をお伝えしているのですが、日頃診療をしているなかでよくお話しすることをひとつお伝えしたいと思います。

 

歯磨きをしないと歯垢がたまり、それをそのままにしておくと歯石になってしまいます。

その歯石は歯磨きをするだけではなかなか綺麗にできないことはみなさんご存じだと思います。

 

入れ歯も同じように装着していると、歯と同じように歯垢が付きます。そしてそのままにしておくと歯垢が歯石になってしまい、取れなくなってしまいます。そこで、入れ歯も毎日のケアが大事になってきます。

 

入れ歯のケアといえば、入れ歯洗浄剤を使うというのは一般的だと思うのですが、その前に1つ必ずしていただきたい大事なことがあります。

 

夜、就寝前など長時間入れ歯を外すタイミングで、まず入れ歯専用のブラシで入れ歯をしっかりみがいていただきます。金具の部分や人工の歯の間など細かい部分は先の細い固いブラシで、ピンクのプラスチックの部分は幅のブラシで入れ歯のぬるつきがなくなるまでゴシゴシこすります。その際に歯磨剤を使ってしまうと入れ歯に傷がついてしまうので、水洗いでお願いします。

 

 

そのあと、入れ歯洗浄剤で洗浄します。入れ歯専用のブラシで磨かずに入れ歯洗浄剤で洗浄しても汚れは取れませんので、まずしっかりとブラシで磨くことが大事になってきます。

 

入れ歯を正しくケアしなければ、すぐに不潔な状態になってしまいます。入れ歯をブラシで磨いた上で洗浄剤を使ってもらえれば、清潔に保つことができますので、口の中の健康を維持していくことができます。もし入れ歯専用ブラシを使っておられないのであれば必ず使用していただきたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

診療内容

当院について

デンタルコラム

院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

詳しく見る