デンタルコラム

60代、70代の歯の治療の第一歩は「信頼できる歯医者」に出会うこと!治療費を無駄にしないためのたった1つの鉄則

老年男性と医師の握手

「歯の根元が黒ずんできた」
「口臭がひどい」
「硬いものを食べると痛みがある」
「歯が抜けてしまった」

60代、70代になるまで歯医者に通う習慣がなく、何の歯のケアもしていなければ、何らかのお口のトラブルを抱えている可能性大です。

ただし、症状が悪化している場合、いざ歯医者に行っても高額な治療費と長い治療期間が必要になるケースも少なくありません。それだけのお金と時間をかけるのであれば、失敗はしたくありませんよね。

ではどうすれば失敗を回避できるのでしょうか。

ここでは60代、70代にとってお口の健康がいかに大切なのかを説明するとともに、お金と時間を無駄にしないためのたった1つの鉄則をご紹介します。

目次
  1. 55歳〜74歳の人生の後悔第1位は「歯の定期検診を受けていればよかった」
  2. 60代、70代から歯の治療を受ける問題は「費用」
  3. 治療費を無駄にしないためには「信頼できる歯医者」に出会うこと
  4. まとめ

55歳〜74歳の人生の後悔第1位は「歯の定期検診を受けていればよかった」

歯ブラシ指導

ビジネス誌「プレジデント」が2012年9月に、55〜74歳の男女1060人を対象に行った「人生の振り返り」に関するアンケート

このアンケートによれば、55〜74歳の男女が健康について後悔していることの第1位は「歯の定期検診を受けていれば良かった」。「スポーツなどで体を鍛えればよかった」「日頃からよく歩けばよかった」をおさえてのNo. 1です。

子育てを終え、会社勤めも終えて、時間的・経済的な余裕が出てくる60代、70代。

そんなタイミングで歯が痛くて好きなものが思うように食べられない、あるいは歯がなくて美味しい食事ができないなんてことになれば、QOL(人生の質)はどうしても下がってしまいます。

加えて、近年の研究によって、歯周病は糖尿病の原因の一つとして数えられるようになりました。

「糖尿病と歯周病」歯科医師が教える2つの病気の深すぎる関係とその原因(前編)などの記事でも詳しく解説していますが、歯の病気は全身の病気にもつながるのです。

このように考えれば、リタイア後に「歯の定期検診を受けていればよかった」と後悔する人が多いのも納得がいきます。

60代、70代から歯の治療を受ける問題は「費用」

老夫婦と年金手帳

ただし、60代、70代になってから「歯の定期検診を受けていればよかった」と後悔する理由は、食事が不自由になるからだけではありません。

治療費の面でも大きな問題があります。おくだ歯科医院の患者様の中から、何人か例をあげてみましょう。

例えば奥歯が無く食事ができない60代女性N.M様は、他の歯医者で割れた歯を抜いていればを作ってもらったものの、装着感が悪くて使用できなかった患者様です。

お口全体の治療と、インプラント治療で治療期間は2年、治療費は総額約650万円になりました。

他の医院で治療を断られた70代女性 S.H様は、インプラントが入っていることを理由に治療を断られた挙句に、当院を受診された患者様です。

新たなインプラント治療や噛み合わせの調整などを行なった結果、治療期間は3年、治療費は総額約550万円になりました。

歯が痛くて食事の出来なかった60代 男性 K.O様は奥歯がなく、長期間前歯だけで食事を続けたせいで、前歯が全て折れてしまった患者様です。

インプラントを中心に噛み合わせを改善する治療は4年間に及び、治療費は総額約750万円かかりました。

治療期間、治療費は当然症状や治療方針によっても変わりますが、症状が進んでいるほど保険が適用されない治療も多くなっていくため、どうしても治療費は高くなりがちなのです。

治療費を無駄にしないためには「信頼できる歯医者」に出会うこと

信頼できる歯医者

「数百万円もかけるくらいなら、治療は諦めようかな……」と思う人もいるかもしれません。しかし一人の医療人として、その選択はおすすめしません。

なぜなら放置すればするほど、事態は悪化するばかりだからです。

大切なのは、病気から目を背けることではありません。自分が病気としっかり向き合うとともに、一緒に向き合ってくれる信頼できる歯医者に出会うことです。

そうした歯医者に診てもらっても、病状によっては治療に何年もかかりますし、相応の治療費も必要です。

でも患者様と二人三脚で治療に向き合おうという歯医者なら、かけた時間とお金は無駄になりません。きっと今抱えている悩みを解決してくれます。

だから、60代、70代になった今からでもお口の健康を取り戻したいという人は、まず「信頼できる歯医者」を探すところから始めてみてください。

きっと力になってくれる歯医者がいるはずです。

まとめ

50代以下の年代に比べて、60代、70代まで何の治療もしてこなかった場合、「今治療を始めればまだ間に合う」という言い方が当てはまらないケースも少なくありません。

しかしだからと言って、お口の病気はそのまま放置していて治っていくというものではありません。放置すればするほど、病状は悪化していく一方です。

あまりにも病状が悪化すると、歯医者によっては「手に負えない」と治療を断る場合もあります。

事実おくだ歯科医院には、あちこちの病院で治療を断られた挙句に来院される患者様もたくさんいます。

確かに、難しい治療ほどお金も時間もかかります。

しかし患者様と歯医者が二人三脚で病気と向き合って治療を終えた時、患者様からこぼれる笑顔や感謝のお言葉には、いつも感動を覚えます。

「もうこんな歳だし……」と諦めず、ぜひ一度当院に相談していただければ、きっと何かお役に立てるはず。皆様からのお電話をお待ちしております。

院長 奥田

おくだ歯科医院では最新の知見や技術、長年のノウハウに基づいて、ベストの治療を提案することができます。ぜひ一度あなたのお悩みをお聞かせください。

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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