他の歯科医院でずっと定期検診を受けられていたのですが前歯が伸びてきてぐらぐらしており、その歯科医院ではすぐ抜かれそうと不安になってインターネットで当院を見つけ、来院された患者様です。
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お口の中を拝見すると、全ての奥歯が末期的な歯周病になっていることが判明。歯周再生療法を行なっても、保存することがギリギリの歯がたくさんありました。
またこの患者さんは前歯が全く噛み合っておらず(オープンバイト)、このまま奥歯がなくなってしまった場合、噛み合わせ自体が崩壊してしまう恐れもありました。
- 奥歯が壊れてしまった原因は前歯が噛んでいないこと。
- 再発を防止する唯一の方法は、矯正治療を行い、前歯を噛み合わせに参加できるようにすること。
- 左上の奥歯3本だけは残すことができないが、その他の歯は再生療法を行えば保存できる可能性があること。
- 下の前歯の一本を抜いて歯並びをきれいにすること。
といったお話を患者様にさせていただきながら、何度も話し合って治療方針を決めていきました。
そうして決まった方針にしたがい、まずは左上の残せない歯を抜き、その他の奥歯に対しては歯周再生療法(歯周病の歯の骨を再生させる手術)を行いました。
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結果、十分に骨を回復させることができたので、なくなってしまった左上の歯のみ、先行してインプラントを行いました。
その後、矯正と治療を行ない、前歯を噛み合わせに参加させていきました。
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奥歯が悪くなる原因が矯正治療によって改善されたので、続いて正しい位置に奥歯を作るためにインプラント治療を行ないました。
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治療が完了したことで、歯周病を再発しにくく、患者様にとってもお掃除がしやすい環境を作ることができました。
治療概要 |
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前歯の揺れをきっかけに来院。患者様との相談を重ね、歯周再生療法によって骨を回復させたのち、インプラント治療、矯正治療を施していきました。 |
主なリスク |
歯周再生療法はご自身の骨の再生を誘導するものです。 そのため、患者様の全身の健康状態によっては効果が少なかったり、施術自体が行えない場合があります。 また外科処置ですので術後痛みや知覚過敏症状が数日出る場合があります。 |
治療期間 |
4年 |
費用 |
300万円+矯正の費用+保険診療分 |