患者様の声と治療実績

1年前から歯茎に出血がある20代女性 Y.K様

1年ほど前から歯を磨くときや硬いものを噛んだ時に歯茎に痛みがあるほか、出血、口臭も気になるとのことで当院に来られた患者様です。

初診時のお口の状態
歯周病が進行し骨が溶けてしまっています。

診断の結果は重度の歯周病(歯槽膿漏)。年齢の割にかなり進行しており、ほとんどの歯に6mmを超える歯周ポケットが存在し(健康な歯ぐきでは1〜2mm)、ほとんどの歯が揺れている状態でした。お話を伺うと、10代から歯科医院に行っていないとのことでした。

ある研究では6mm以上の歯周ポケットを10年放置すると、70%以上の歯が抜けてしまうとの研究もあります。Y.K様のケースでも、このままでは数年後にはどんどん奥歯を失って、40代には入れ歯を使用しないといけなくなる可能性が高いと判断しました。

しかしここまで進行していれば、衛生士による歯石除去だけでは症状を改善させられません。

そのため、歯石とりの後に骨を再生させる、歯周再生療法を奥歯全ての部位に行い。骨の再生を促すことで歯周病の治療を行いました(歯周再生療法についてはプロがおこなう歯石除去で詳しく説明しています)。

治療終了20年後
治療終了後20年のレントゲン写真

治療は順調に完了。現在、治療から20年が経っていますが、40代後半になった今も1本の歯も失うことなく過ごされています。

当院を受診されるまで皆無だった歯医者通いの習慣も身につき、出産、子育てなどにより若干の中断はあったものの、季節ごとの定期検診でお口の中のメンテナンスも継続されています。

歯周病は菌の種類や患者様の免疫力によっては若い年代でも発生する場合もありますので、早い時期からかかりつけの歯科医院を見つけ、定期検診を受けられることをおすすめします。

治療概要
出血、口臭をきっかけに来院。重度の歯周病(歯槽膿漏)だったため、歯石除去に加えて歯周再生療法を施しました。
主なリスク
歯周再生療法はご自身の骨の再生を誘導するものです。そのため、患者様の全身の健康状態によっては効果が少なかったり、施術自体が行えない場合があります。

また外科処置ですので術後痛みや知覚過敏症状が数日出る場合があります。
治療期間
1年半
費用
80万円+保険診療分

診療内容

当院について

デンタルコラム

院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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