デンタルコラム

歯ブラシでとれる歯垢は7割だけ。歯科衛生士おすすめのデンタルフロスは「fluorfloss」です!

こんにちは!歯科衛生士の南出です。皆さんは、普段歯磨きの際にデンタルフロスは使っておられるでしょうか?

「毎日の歯磨きでさえ面倒くさいのに、さらにデンタルフロスなんて……」と思っている方も多いかもしれません。私もめんどくさがりの性格なので、そのお気持ちは痛いほどわかります。

ですが、歯周病予防にデンタルフロスは不可欠。患者様ご自身でお口の健康を守っていただくためにも、習慣化していただく必要があります。

そこで今回は「今日からフロスしよう!」「さっそく買いに行こう!」と思っていただけるようにデンタルフロスの大事さについて、お話をさせていただきます。

目次
  1. 歯ブラシでとれる歯垢は7割だけ。デンタルフロスの重要性とは?
  2. デンタルフロスは「毎日の練習」でラクに、上手にできるようになる
  3. デンタルフロスは「fluorfloss」がおすすめな理由
  4. まとめ

歯ブラシでとれる歯垢は7割だけ。デンタルフロスの重要性とは?

ある調査によれば、私たちが普段行っている歯磨きだけでは、歯全体にこびりついている歯垢の6〜7割しかきれいにできていないことがわかっています。

しかもこれは1回につき5分以上かけて磨いた人の場合で、それ以下の時間しかかけていない場合は磨き残しがさらに増えます。

では、残りの3〜4割の歯垢はどこに隠れているのでしょうか。

答えは歯と歯の隙間です。どんなに丁寧に磨いているつもりでも、当院で販売しているような音波電動歯ブラシを使っても、歯の間の歯垢まですっきりきれいにすることはできないのです。

そのため意識して歯の間の歯垢を掃除していないと、歯垢の粘り気が強くなり、時間が経つにつれて歯に定着するようになります。結果、悪臭を放つようになり、口臭の原因になります。

さらに時間が経過すると、虫歯が発生するとともに、歯垢のなかで増殖した細菌によって歯茎が炎症を起こし、歯肉炎にあります。これが悪化すると歯周病になります。

以前のデンタルコラムでもご紹介していますが、歯周病菌は糖尿病や血栓、動脈硬化、細菌性心内膜炎など全身の病気にも深く関わっています。

妊娠中の場合は、早産のリスクが高まるとも言われています。だから歯と歯の隙間のケアだけは何としてでもやっていただきたいのです。

こうした問題を事前に予防してくれるのが、歯の間の歯垢をしっかり掃除できるデンタルフロスです。

デンタルフロスは「毎日の練習」でラクに、上手にできるようになる

「でもデンタルフロスってめんどくさそうだし、難しそうだし……」と思っている人も多いはず。確かに始めた頃は、どうしてもデンタルフロスは面倒なものです。

理由は2つあります。1つは単純な手間の問題。デンタルフロスは歯の間を掃除するためのものなので、当然ですが全ての歯の間に通していかなければなりません。

しかも通すだけではなく、デンタルフロスを歯と歯の間に通して、前後の歯面に沿わせて上下に3往復ずつ擦り上げないと歯垢は取れていきません。

もう一つは技術的な問題です。というのも、ただ歯面に沿わせるだけでは不十分で、しっかりと擦り付ける必要があるのです。

こうすることで歯垢がデンタルフロスの細かい繊維に絡めとられ、剥がし取られていくからです。この「擦り付ける」が慣れるまでけっこう難しいのです。

ただし、毎日のように繰り返しデンタルフロスを使うようになると、こうしためんどくささは和らいでいきます

皆さん、小さい頃に自転車に乗れるようになるために練習した日々を思い出してください。

最初は毎日練習して、こけて怪我してもまた自転車にまたがって頑張っていたのではないでしょうか。でも今は何も考えずに乗れるようになっていますよね。デンタルフロスも同じです。

毎日練習を繰り返していれば、デンタルフロスもラクに、上手にできるようになるものなのです。

デンタルフロスは「fluorfloss」がおすすめな理由

デンタルフロスと一口に言っても、いまや様々な商品が販売されています。

その中で歯科衛生士の私が自信を持っておすすめできるのが、当院で販売している「fluorfloss(フロアフロス)」という商品です。おすすめする理由は、「とにかくごっそり歯垢がとれるから」。

デンタルフロスには大きくわけてワックスタイプとノンワックスタイプのものがあります。

ワックスタイプはコーティングされているので歯と歯の間に挿入しやすく、初めてフロスを使うという人には比較的使いやすいことで知られています。どちらがいいのかは、歯の隙間の間隔によって選別させていただいています。

fluorflossはワックスタイプで、お口の中の水分に触れることで細かった繊維が急速に膨張します。その繊維の本数は何と384本!見た目からして想像つきません。

膨れ上がった繊維群は瞬く間に歯間部を覆いつくし、歯面に密着、そこにある歯垢の汚れを絡め取り、デンタルフロス内部へとどんどん飲み込んでいきます。

従来のデンタルフロスは歯と歯の隙間に入れるものなのでとにかく入れやすく細くすることに重点が置かれていて、どうしても汚れの取り残しがありました。

ですがfluorflossにそんな心配はご無用。通常の2~3日経過した歯垢の塊ならばほぼ1回で取れてしまいます。今までのデンタルフロスの苦労と時間は一体何だったのかと思うほどすっきり取れます。

加えて、繊維の柔らかさも大きな魅力。歯肉に対しては非常にソフトに優しく触れるように設計されているので、歯肉を傷つけず、仮に強くグイグイ歯肉に食い込ませても全く痛みがありません。本当に自信を持っておすすめできる商品です。

まとめ

ワックスタイプのデンタルフロスは使いやすい一方で、歯垢除去力がノンワックスタイプよりも劣っているのが一般的です。しかしfluorflossはワックスタイプにもかかわらず、歯垢除去力が非常に高いのが魅力です。

今までたくさんの会社のデンタルフロスを試してきた私の目から見ても、歯垢除去力・使い心地ともに別格なんです!

歯磨きマニアの方も、これからデンタルフロスを始めようと思っている方もぜひ一度fluorflossを手に取って試してみてください。きっと他のデンタルフロスに浮気できなくなりますよー!

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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