※この記事にはお口元の画像が出てきます。お食事中の方や苦手な方はご注意ください。
こんにちは。おくだ歯科医院の奥田裕太です。
「前歯をきれいにしたい」「手で口元を隠さずに笑えるようになりたい」など、長年のお口の“見た目”のコンプレックスを解消するために、おくだ歯科医院に来院される患者様はたくさんいらっしゃいます。
歯全体をもっと白く。
糸切り歯をもう少し長く。
患者様ごとに要望は百人百様。中には芸能人の方の写真を持参して「この人のような歯にしてください」とおっしゃる方もいます。
今月のデンタルニュースでは、こうした患者様のご要望に対して、歯医者がこれまで悩んできたこと、その歯医者の悩みを解決してくれた最新技術についてご紹介します。
従来の審美治療は「再現性」が高くない技術だった
従来の審美治療の最大の問題は、「患者様のイメージは、あくまで患者様の頭の中にしかない」という点でした。
「この芸能人のような歯にして欲しい」と写真を見せられても、それだけでは歯の本数も、骨格も正確にはわかりません。そのため、歯医者はいつもどうやって患者様のイメージを再現するかに頭を悩ませてきました。
しかしいくら悩んだところで、結局はイメージの問題。最後は歯医者の頭の中の歯並びを形にするほかありません。
結果として、いざ仮の歯を入れてみたら、患者様の好みと合わず、何度も調整を繰り返すケースもありました。従来の審美治療は、あまり再現性が高くない技術だったのです。
車を買うにしろ、家を買うにしろ、今は「どんな車(もしくは家)にしたいか?」という買う側の要望を、パソコンを使って3Dイメージなどで目に見える形にできる時代です。
これを読んでいる方も、A4用紙一枚の見積書や図面を渡されるよりも、わかりやすく目に見える形で見せられた方が、買う・買わないの判断がしやすいでしょう。
歯医者での審美治療も、決して安いものではありません。にもかかわらず、どうして患者様のイメージを忠実に再現することができないのか……私はそんな不満をずっと抱えてきました。
「smile design」がもたらした審美治療革命
こうした歯医者の悩みを解決してくれたのが、当院の受付を務める小林のコラム、【体験談】虫歯治療と歯科矯正が完了しました!でも紹介したsmile designというコンピュータソフトです。
このソフトは審美治療に革命をもたらしました。なぜなら、従来は仮歯を入れるまでわからなかった審美治療の完成イメージを、全てパソコンの画面上でシミュレーションできるようになったからです。
こちらが術前の小林の実際の笑顔ですが、smile designを使うと以下のように異なるイメージを目に見える形にすることができるのです。
複数のイメージを比較・検討してもらい、そのなかから気に入ったものを選んだら、次に歯の色のイメージを比較・検討していきます。
こうして患者様の頭の中にある「きれいな歯のイメージ」を一つの画面の上で再現することで、従来の審美治療では避けられなかった患者様と歯医者のイメージのズレを最小限にすることが可能になったのです。
当院がsmile designを導入したのは3年前。ようやく患者様にも、車や家を買う人と同じような形で審美治療を受けていただけるようになりました。
「smile design」を使用した患者様の症例紹介
では実際にSmile designを使用して治療を行った症例を数ケースご紹介しましょう。最初は、被せ物の治療を受けられた方のものです。
smile designは被せ物の治療だけでなく、歯列矯正の治療にも活用できます。以下の患者様は、その一例です。
いかがでしょうか?個人情報保護の観点からお顔全体をお見せすることはできないのですが、口元のお写真だけでも劇的に見た目が変わっていることと思います。この再現度こそが、smile designを使った審美治療の最大の魅力です。
まとめ
smile designを使用することで、患者様と歯医者の間の理想の笑顔を共有できるようになりました。これによって術後の余計なトラブルを回避するとともに、患者様にとってベストの結果をより確実に出せるようになったのです。
笑顔に自信がない。
お口の見た目を気にせずに笑いたい。
そんなお悩みを抱えている方は、一度私たちにご相談ください。じっくり時間をかけて、一緒に最高の笑顔を取り戻しましょう。
気持ちよく笑えるかどうかは、人生のクオリティに大きく関わってきます。ぜひとも私たちに、人生のクオリティを上げるお手伝いをさせてください。