おくだ歯科の北埜亮です。
7月9日、10日に福岡で行われた第34回日本臨床歯周病学会に参加してきました。
臨床歯周病学会の年次大会は毎年おくだ歯科医院ではスタッフ総出で参加しています。今年は福岡県のアクロス福岡で開催されました。
この学会に参加するため9日の土曜日は医院を休院させて頂き患者様には大変ご迷惑をおかけしました
今回の学会のテーマは歯周治療のなかでも難易度の高い再生療法に焦点を当てたものでした。
再生療法とは歯周病によって失われた歯の周りの骨を再生させ、健康な状態に戻す方法です。
全国の再生療法の分野において著名な先生方の講演や、海外の最新の知識や術式を学ぶことができ、充実した二日間でした。
また認定衛生士(歯周病治療の専門認定を受けた衛生士)限定の講演会で院長の奥田がインプラント治療における歯周治療の重要性の演目で基調講演をさせて頂きました。
歯周病が原因で歯を失ってしまった患者さんにインプラント治療を行う時に、周りの残っている歯に歯周病の治療を行わず、歯がない所だけにインプラントを行い、数年後に横の歯や、反対の歯が歯周病で抜けてしまったり、定期検診に来院しなくなりインプラント歯周炎(インプラントの歯周病)になってしまうことがまだまだあり。歯周病を専門とする歯科医師、歯科衛生士はなんとしてもそれを食い止めなくてはならない、そして歯周病の治療の一番大切なことは予防であると講演をしめくくられていました。
今回勉強してきたことを患者様に還元できるよう、日々努力していきたいと思っております。