おくだ歯科医院の宮永裕彰です。
12月17日に行われた、被せや入れ歯、インプラントを専門に扱っている日本補綴歯科学会の「プロソ‘17」という研修会に参加してきました。
今回の研修会は「デジタル化による補綴治療の新しい潮流」というテーマで行われました。
歯科の領域にもデジタルの流れがきており、その最前線で行われている治療の紹介がなされていました。
普段型取りをする際は口の中に材料を入れて行われます。歯の本数や場所によっては,型取りはかなりつらい作業となります。
しかし、デジタル化が進むと型取りは、カメラで口の中を撮影するだけで済みます。
さらにその情報をコンピュータに取り込めば、被せ物を作ることもできます。
またインプラント治療にも応用することができ、治療の期間の短縮や手術の安全性の向上にも役に立ちます。
まだまだ試行錯誤しながら治療に導入されているのが現状ではありますが、現在最も発展している分野の1つといわれています。
これまでアナログで行われていたことがデジタル化されることで、患者さんの負担が減るというのは非常に魅力的なことで、近い将来歯科治療で一般的に使われるようになってくる可能性もあると個人的には思っています。