お知らせ

2019年9月のお知らせインプラント治療のデメリットについて

おくだ歯科医院の奥田裕太です。

インプラント治療のメリットを紹介しているサイトは多くありますが意外とデメリットを紹介している所は少ないので僕が考えるデメリットについてお話したいと思います。

 

インプラント治療も治療法の一つなのでメリットも沢山ありますがもちろんデメリットもあります。

① インプラントは歯がない所に歯を作る事が出来る有効な治療法ですが人工の歯根を埋め込む外科処置が必要になります。勿論、局所麻酔をして静脈内鎮静を行い半分寝ている状態で手術を行いますが、術後痛みが出たり、腫れたり、内出血が出たりする可能性があります。勿論外科処置なので、術中の出血や、術後の麻痺などもおこる可能性があります。

当院では綿密な治療計画を立て出来るだけ偶発症は起こらないように勤めますが、腫れたり、内出血は人によって違うので術前に実際の画像見てもらったりなど説明を行った後に手術を行っています。

 

 

②インプラントの手術は100%成功するわけではないということ

インプラントは直接骨と結合させる治療法の為、患者さん自身がインプラントを異物と判断してしまった場合はくっつかないことがあります。

平均してインプラントが骨にくっつく確率は98〜99%とインプラントの種類によっても様々ですが100%ではありません、当院でも数年前に統計を取った所、インプラントが骨とくっつかなかった症例はインプラント1284本に対して9本あり99.3%の成功率でした。

③また昨今よく聞かれると思いますが、インプラントは虫歯にはなりませんがインプラント周囲炎と言われる歯周病(歯槽膿漏)にはなります。

日本歯周病学会の調べではインプラント治療を受けた患者さんの約30%に インプラント周囲粘膜炎(歯肉炎)が発症しており、約10%にインプラント周囲炎(歯周病、歯槽膿漏)が発症しているというリサーチもあります。

インプラントをしたら一生もの、歯磨きをしなくても大丈夫なんて説明を受けられたのならそれば大きな間違いです。当院では患者さんによりセルフケア(歯磨きやフロス)などの指導と定期検診によるプロケア(歯科医院にて行うケア)の両方にてインプラントをインプラント周囲炎にならないよう管理させて頂いています。

歯周病は慢性疾患です、私たちは血圧が高い、血糖値が高いのと同じく生活環境を改めて、歯周病源菌の菌数を管理していくことが重要だと考えています。

インプラントの5年生存率(5年後に抜けずに口に中にある確率)は平均で97%、10年生存率は平均で94%と言われていますが、当院で数年前に行った定期検診に来院してくれている患者さんの5年生存率は98.5%で10年生存率も98.7%と平均よりも高い生存率になっています。これは定期的に来院してくれる患者さんのおかげだと思います。

 

その他としてインプラントは骨が足りない場合は骨を作る期間が必要となる為、治療の期間がかかること、自由診療となる為、治療費が高額になることなどもデメリットになってしまうかも知れません。

 

しかしながら歯を失った所に新しく人工の歯を作ることによって周りの歯を削ることなく、他の歯に入れ歯のバネをかけたりなどの負担をかけることなく治療を行えることはこの治療法の素晴らしいメリットでもあると思います。どちらかの奥歯を虫歯などで失い、反対で食事する機会が多くなれば、反対の奥歯を失うリスクは数倍に跳ね上がり、反対の奥歯も失ってしまうと次は前歯に負担がかかって前歯を失う、そうなると患者さんの生活の質はかなり下がってしまします。これは何十年も前から統計学としてすでに検証されている事実です。私たちは欠損(歯がない所)の拡大を最小限にする為にインプラントという治療法は素晴らしいオプションの一つだと考えています。

まとめとしてインプラント治療は素晴らしい治療法ではあると思いますがデメリットもあります。また施術する歯科医師の技術や、ちゃんと手術室などがあるのかなどの医院環境、そして一番大切なのは、優秀な歯科衛生士が定期検診を通して、そのインプラントを生涯使用出来るように、そして何らかの問題が起こった時に早期発見、早期治療が行えるよう、生涯サポート出来る環境があるかが重要であると歯周病専門医の父の下で働いて痛感しています。ぜひお困りの方の参考にして頂ければと思います。

診療内容

当院について

デンタルコラム

院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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