皆様、こんにちは。おくだ歯科医院の佐藤です。
当院では、月に1回、他院のスタッフを交えて、症例検討会(症例というのは術前から術中、術後に至るまでの治療内容をまとめたものです)を行っております。

自分の症例を同業者の前で発表し、指摘や助言などを受け、己の臨床を省み、今後の臨床に活かしていくことが主たる目的です。
院長が以前コロナ渦における学会事情でも書かれていましたが、2年前までは大きな会場を借り、おくだ歯科のOBの先生や仲の良い先生方30人ぐらいが集まってやっていた症例検討会ですが、今ではWebを使って開催しています。
歯科治療で最も重要なのは、患者様の主訴の原因や口腔内の状態を適確に診断し、治療計画を立てることにあると考えています。

勿論、口腔内全体に及ぶ治療は一歯単位の治療の積み重ねですので、その処置も重要なわけなのですが、スタートラインの治療計画がずさんだったならば、良い結果は生まれないと思います。
症例検討会で他の歯科医師の様々な症例を拝見し、その発表を聴きながら自分の中で診断や治療計画を大まかに考えるのですが、経験値の高い歯科医師は着眼点が鋭く、そして深く、考えさせられることが多いです。
そのうち自分の発表の番が来ることを戦々恐々としながら、日々の診療に従事しています。