こんにちは!歯科医師の麦田です。
早くも年の暮れ、2018年が終わってしまうことに驚きます。寒い日が続きますので風邪をひかれないよう暖かくされてください。
さて、先の12月15・16日、JIADS総会が催されました。15日は土曜日でしたが、医院を休診させて頂いて医院のスタッフみんなで参加してきました。
学会にはテーマがつきものなのですが、今年のJIADS総会では「100年ライフ」がテーマに唱えられていました。100年ライフ、つまり『2007年生まれの人の約50%は100歳以上生きる』という人生100年時代に対し、歯科医院はどう対応していくべきかという大きなテーマの中、提言や議論がされていました。
わたしは数年前まで大学に所属し、週に1日、大学の派遣で病院や居宅まで要介護の方の歯科治療や飲み込みの治療に伺っていましたが、「最後まで口から食べたい、食べることが一番の楽しみ」とほとんどすべての患者さんが仰っていました。最後まで食べられるお口を作るために、歯科ができることはたくさんあると思います。
総会では、当院の院長も講演しました。
患者さんそれぞれの背景に合わせた治療計画、1つ1つの治療をきちんとすることが歯の寿命を延ばし、長く噛める歯を作るというお話でしたが、ご出席の先生からもご賛同いただきました。
噛めること自体が脳への刺激となって健康寿命を延ばすこと、要介護になってからも介護者が磨きやすいお口の中を作ること、年齢に応じた治療のゴールを決めることなど、全国各地で頑張っていらっしゃる先生方がたくさんの議論をされておられ、大変勉強になりました。スタッフ一同、明日からの臨床に活かしていきたいと思います。