デンタルコラム

2018年11月のデンタルニュースインプラント学術大会に参加して来ました。

歯科医師の宮永です。日本口腔インプラント学会学術大会に参加してきましたので報告させていただきます。

今回の学会のメインテーマは「インプラント治療が拓く未来~超高齢社会に対する責任~」というものでした。僕自身、これから迎える超高齢社会に対するインプラント治療のかかわりについては非常に重要なことだと考えています。また著明な先生方がどのような考え方なのかを知るいい機会と思いましたので勉強してきました。

 

 

インプラント治療を受けるには外科処置を避けて通ることはできません。外科処置を行う際には、全身的な病気のことも考慮しなければなりません。当院でも初診の受付の際に、いままでにかかった病気の確認をさせていただきますが、特に外科処置を行う際には非常に大事になってきます。

 

今回の学会の講演で特に印象的であったのは骨粗鬆症への対応のことでした。骨粗鬆症に対してはビスホスホネート製剤が処方されることがあります。その薬を飲んでいる方への外科処置時の対応というのが近年話題になることが多く、当院でも内科医と連携し処置の数か月前には薬を飲むのをしばらくやめてもらうようにお願いしています。さらに講演では、徹底した感染源の除去と感染予防をしっかりすることで外科処置時のリスクを下げることができると述べられていました。

 

高齢社会が進むにつれ、今回挙げさせていただいた骨粗鬆症だけでなく、全身的な病気を抱えておられる方はこれからも増えてくると思われますので、より一層みなさんに安心して治療を受けてもらえるようにしていかなければならないなと改めて思いました。

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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