インプラントの寿命

インプラントの寿命

インプラントとは、失った歯の代わりとなる人工の歯、第二の永久歯です。

人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に天然の歯とほとんど変わらない見た目の人工の歯を入れます。
見た目に優れているだけでなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。
現在、インプラントの寿命に関しては、40年間問題なく機能したと言う論文が発表されています。
おくだ歯科医院でインプラント治療をおこない、現在定期検診に通って頂いている患者さんの最長は現在25年です。
30年近く経過を追っていた患者さん、実は私の父ですが残念ながら数年前92歳で亡くなってしまいました。
そう考えると私がインプラント治療を始めた時、患者さんは50〜60歳の方が多く、やはり25年、30年定期検診にて経過を追っていても、お子さんの近くへ引っ越しなど、様々な理由で定期検診に来られなくなってしまうこともあります。

それは寂しく思いますが、最後まで入れ歯を使わずに生活が出来たこと、最後までなんでも食べれて喜んでいたこと、入院しないといけなくなった時もこの部屋で入れ歯を使っていないのは私だけだと自慢していましたとお子さんから、またお孫さんからご報告を受けた時、私は悲しい反面、一番歯科医師をしていて仕事ができて本当に良かったなと思う瞬間でもあります。

インプラントの寿命は? インプラントは一生ものですか?

私はそんな質問をよく患者さんから受けます

そんな時私はこう答えていますインプラントは虫歯にはなりません、しかし歯周病にはなります。 またインプラントの構造として下記3つの部品で構成されています。

  • 人工歯根(フィクスチャー)
  • 連結部分(アバットメント)
  • 被せ物(上部構造)

フィクスチャーに関しては一度しっかり骨付いてくれれば歯周病の治療を行い、定期検診にて歯周病のケアをしていけば長期的に機能してくれると思います。
現在定期検診に通院している患者さんの10年の成功率は96%です。

人工歯の部分に関してはどうしてももう少し下がってしまいます。
何故なら歯は1日3回の食事の際に使用しますし、物がぶつかるなどの外傷によってセラミックの被せが割れてしまうこともあります。中にはカニの殻をかじってセラミックが割れた、瓶ビールの蓋を歯で開けて割れたなどの患者さんもいます。

ただその時はインプラント自体をやり直す必要はまったくなくセラミックの被せだけを預かって修理もしくは新しく作れば元のように使用して頂けるので大きな問題にはならない場合がほとんどです。

インプラントの寿命の答えになっているかどうかわかりませんが、インプラント治療は保険が適応されない自由診療なので、費用は1本30〜50万円前後となります。しかし、保険適応で治療できるブリッジ治療のように健康な歯を削る必要もなく、入れ歯のようなガタつきもありません。自分の歯と同じように噛めます。

そして、きちんとした手入れと定期的なメインテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続するのです。