デンタルコラム

2013年10月/デンタルニュース

10月のデンタルニュース

2013年10月のデンタルニュース

第2回SAFE講演会で講演してきました。
このSAFEの勉強会は約5年前から学会発表・講演や講義では治療(特にインプラント治療)の上手くいっている症例を出して話すことがほとんどですが、どんな臨床でも100%成功する手術なんてあり得ない。
スペシャリストも必ず自分では100点満点のオペしたとしても、必ず良い結果が得らないケースも稀に起こる。
その原因をスペシャリストの先生らでディスカッションして、その上手くいかなった原因を参加しているスペシャリストで検証して若い先生方に同じ轍を踏まないようにして、成功率を100%により近づけることによって患者様に安心・信頼を得ようしたいとの主旨で始まりした。

誤解のないように言いにくいことを言いますが、インプラントの使い回しをしたり、未熟な技術で患者様に麻痺を起したり、一生持つとか、今抜かないと一生インプラントができないと言われてインプラントしたら1年でダメになったという歯科医のレベルの集まりではありません。
多くの歯科医に正しい治療を講演・講義しているスペシャリストが集まってその数%の上手くいかない症例を検証する会です。
数年クローズな勉強会で活動し、その成果が蓄積したので、昨年からオープンな講演会で多くの臨床家に情報を提供したいとの思いで年に1回一般医向けの講演会を開催し、今年が2回の開催です。
今回私も講演して多くの質問を受け自分の経験したことを伝えることがでました。
講演を聞いた若い先生方がまたそれを実践して多くの患者様を幸せにしてほしいと思います。
厚労省は保険治療では、どこの地域でもどの病院でも同じ治療を提供できる素晴らしいシステムで安心して下さいと言い切ります。
でも患者様は現実そのように感じてないから名医探しをしますが、また保険治療はどこで受けても、いつ受けても同じ治療が受けれる素晴らしい制度であるので、何が専門であるとか詳しく明示することは必要ないと規制しています。(広告宣伝の規制)
しかしHPは広告のグレーゾーンで年間何千本インプラントしている、実績何千本、安い早いで集客している医院があることも悲しい現実です。
また当院でもそのような医院でのトラプル症例のフォローアップを数多く経験しています。
上手くいく講演をすることも大切だがこんなことすると上手くいかないので注意してとの講演をする方が若手の先生方の教育になる思い、この新しいタイプの学会を今後とも支援し広げていきたいと思っています。

診療内容

当院について

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院長紹介

奥田 裕太

1982年生まれ。大阪十三で「おくだ歯科医院」を経営。大切にしているのは「患者様と一緒に悩み、一緒に成長し、笑える、二人三脚の治療」。

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